レイモンド不動産株式会社 代表取締役 大島まや

プロフィール


 ◆事業概要 :不動産業
 ◆所在地 :東京都世田谷区成城2-33-15
 ◆ホームページ :http://www.raymond-house.co.jp/
 ◆起業年月 :1955年8月
 ◆家族構成 :夫

なぜ、起業しようと思ったのですか?起業の魅力、目的を教えてください。

事業承継で不動産会社社長へ

 当社創業のきっかけは、先代の姫野氏が、創業当時成城地域に多かったアメリカ人家庭の引越しを手伝ったことです。
 私自身は、先代から事業を承継して社長となりました。元々当社の受付アルバイトを行っており、一旦退職して10 年後に宅地建物取引主任者の資格取得を機に先代から声をかけられ復職、その1 年半後には社長に任命されるというスピード人事で、私はもちろん周囲も大変驚きました。先代の社長がなぜ親族ではなく私を社長に指名したのか? その本心を聞くことは最後までできませんでした。
 事業経営の魅力は、お客様や従業員など周りの方たちから感謝されること、だと思います。

社名、屋号の命名理由、想いを教えてください。

先代のお世話になった方のお名前が由来

 創業のきっかけがアメリカ人家庭との関わりだったこともあり、社名はアメリカ人が覚えやすい「英語」であること、認定不動産リストで目につきやすいよう「アルファベットの最初か最後の文字」から始まること、を条件としたそうです。
 そこで、先代がお世話になった「レイモンドさん」という方のお名前をいただいて「レイモンド不動産」という社名がつけられました。

起業スタートのためにどのような準備が役に立ちましたか?

突然の社長就任。見よう見まねで・・

 復職後、雑務全般を1 年半程度行っていたところで突然社長に就任したため、これといった準備は何もしませんでした。私が社長になってからは先代がほとんど出社しなくなり、挨拶まわり以外の引き継ぎがないまま、見よう見まねで社長の仕事を学びました。
 私も先代もビジネスに関して非常にシビアであるという点では似ていますので、継ぐ側と継がせる側の意思の疎通が、事業を通じてなされていったのかもしれません。

起業にあたって苦労した(している)ことはありましたか?

事業承継にあたり税金面の苦労も

 社長交代が急だったこともあり、社内での風当りは多少なりともありました。でも、会社は継続していくことが使命ですので、事業のことだけを考え先代の人事を尊重しました。
 ただ、事業承継は親族以外の者が会社を継ぐということで、株式譲渡に伴う税金面や法的トラブルを回避する対応に苦慮しました。次の社長に引き継ぐときはその負担がないよう、今から準備をしています。

起業と家庭のバランスについて教えてください。

不動産業の社長として全力投球

 仕事と家庭のバランスは、きっぱり100 対0 です。食事は家でとりませんし、家事は夫がこなしてくれています。それくらいの覚悟をもたないと、従業員を抱えて不動産業を続けていくことはできないと考えています。
 夫は元々私が専業主婦になることを希望していましたが、「それはできない」と伝え、理解を得て結婚しました。その後、社長を引き継いで今に至ります。もちろん、自分の時間は大事にしたいので、プライベートは楽しむようにしています。

起業するにあたって一番大切にしていることは何ですか?

感謝の気持ちを忘れずにいたい

 事業経営の魅力は、周りの方たちから感謝されることだと思っています。
 ですから、私が大切にしているのは、お客様、従業員、両親や家族を含め、様々な方たちへの感謝の気持ちです。
 代表者にとって必要なのは、経営がきちんと行えて従業員に給与をしっかり支払い、スタッフが誇りをもって働ける環境をつくること。今後は次期後継者に代表のバトンを渡すだけですね。

これから起業を目指す女性に向けて一言

『自分の資質と器を見極めることが大切』

 厳しいようですが、「勉強しなければ起業できない」という方は、起業しない方がよいでしょう。
人は、持って生まれた資質や器というものがあります。起業家として成功するかどうかは、起業家の資質があるかどうか、だけ。それは勉強して身につくものではないと思います。ですから、私は敢えてセミナーや勉強会に参加したり、人から学んだりはしていません。勉強して自分の器を超えてしまったら、器が壊れて事業がうまくいかなくなってしまうからです。

 起業は目的ではなくスタート地点。そのあとに長く業を続けて収益を上げることが真の目的です。私は私の器で、その使命を全うしたいと思っています。

1日の仕事時間

1週間の仕事時間

仕事:家庭のバランス
仕事(オレンジ):家庭(青)

起業前の仕事

起業スタイル

起業のための予算

1年目の売上(目標)