シングルマザーサポート株式会社 代表取締役社長 江成 道子

プロフィール


 ◆事業概要:・有料職業紹介事業
       ・労働者派遣事業
       ・結婚紹介、相談業務
       ・交際、結婚に関する調査研究
       ・各種イベント、旅行の企画・運営
       ・各種カウンセリング、各種セミナー、各種講演の企画・運営
       ・自治体支援事業
 ◆所在地 :東京都新宿区高田馬場3-12-2 高田馬場OCビル
 ◆ホームページ :https://singlemother-support.co.jp/
 ◆起業年月 :2013年7月
 ◆家族構成 :父、子ども3人

なぜ、起業しようと思ったのですか?起業の魅力、目的を教えてください。

30代で起業に興味を持ち、経験を積んで社団法人を立ち上げた

 「少し元気なシングルマザーがまだ元気になりきれていないシングルマザーの手を引こう」という思いで事業をしています。 起業は30代前半からしてみたいと思い、まずは会社勤めをして起業するための経験を積んで2013年7月に社団法人を立ち上げました。
それでも1年目はまだ売り上げがなく不安な状態が続きましたが、2年目に不安がなくなった後、ようやく売り上げが出るようになりました。 ビジネスとしての付加価値を作り、共感してもらえるようになるうちに、取引先企業の質も高まるようになりました。 そんな折、大きくするタイミングを逃してはいけないというアドバイスを受けて2016年に株式化しました。
社団法人と株式会社の2つを持っていることによって企業からの信頼感もより高まり、ビジネスとしての成果を実感しています。 今では、シングルマザーが働きやすい社会づくりを応援したいという思いに賛同してくださるパートナー企業も130を超えました。

社名の命名理由、想いを教えてください。

「シングルマザーを元気にしたい」

 社名には、「シングルマザーを元気にしたい」という思いが込められています。 年収300万円の仕事を紹介することや、起業塾を立ち上げることなどでシングルマザーのサポートを行っています。シングルマザーの中には自己肯定感が低い人も多く、元気になるための仕組み作りをしています。

起業スタートのためにどのような準備が役に立ちましたか?

準備 交流会などを通した人脈づくり

 学歴、コネ、お金のない状態での起業でしたが、人脈作りには力を入れました。 交流会や塾に参加し続けていく中に、意味のある出会いが多くありました。多くのお金を使いましたが、勉強する機会には惜しまずお金をかけるべきだと思っています。

起業にあたって苦労した(している)ことはありましたか?

困っているときは助けてくれる人が現れる

 1年目はノウハウもなく売り上げも出なかったので大変でした。2年目までは苦労も多く、朝起きても不安ばかりの日々でした。 それでもボランティアのように一緒にやってくれる人がいて助けられました。今思うと、困っているときには助けてくれる人が必然的に現れているように感じます。


起業と家庭のバランスについて教えてください。

ありがとうをたくさん伝える

 母子家庭なので、家庭のための時間を作ることができません。家事は1日1時間と決めて集中してやっています。
自分の考えや、目標に向かって一生懸命生きている姿を子供に見せることで、子供も協力してくれるようになります。 協力してくれたことに対しては、ありがとうという感謝の気持ちをたくさん伝えるようにもしています。

起業するにあたって一番大切にしていることは何ですか?

何も考えていない

 正直、起業するときには何も考えられませんでした。自分の思いに対して正直に突き進んで起業をしました。

これから起業を目指す女性に向けて一言

今の社会においては、どんなに能力が高い女性でも子育てや介護との両立が難しく、くじけてしまうことがあると思います。 その中で、起業という選択肢は使える働き方だと実感しています。
起業や転職を怖がらず、常に選択肢の一つとして考えてみることが大事だと思います。

1日の仕事時間

1週間の仕事時間

仕事:家庭のバランス
仕事(オレンジ):家庭(青)

起業前の仕事

起業スタイル

起業のための予算

1年目の売上(目標)