◆事業概要:乳児用液体ミルクの国内普及を目指す署名やロビー活動など
◆ホームページ :https://www.facebook.com/milkformulajapan/
◆起業年月 :2014年11月
◆家族構成 :夫、娘
娘を出産後に授乳で苦労をしましたが、そんな折、海外では普及している液体ミルクが日本では売られていないことに疑問を持ちました。国と企業に、液体ミルクのニーズを伝える存在が必要だとわかり、活動を開始しました。ですので「起業」という選択肢が先にあった訳ではありませんでした。その後「法人化したほうが活動がしやすくなる」と考え、起業という選択肢を模索するようになりました。そして熊本地震後世の中のニーズも高まる中、2016年8月に法人化しました。
今後は、法整備に向けて勉強会や具体的な提言を行っていきたいと思います。
赤ちゃんがすぐに飲める「乳児用液体ミルク」の日本での普及を目指し、このような名前にしました。
キャリア・マムの起業セミナーや、横浜市のソーシャルビジネススタートアップ講座を受講しました。様々なケースを見聞きし、収益など必要とされるアウトプットを考えることで、自分の活動で目指していく方向性も整理できました。
活動当初はどこに行っても門前払いだったり、あまり話を聞いてもらえないということがありました。プレゼンの仕方や企業・行政への連絡方法について数をこなすことで、良いやり方が少しずつ身に付きました。
もともと家事が得意ではないので、部屋はいつも散らかっています。目先のことに突っ走ってしまう傾向があるので、最近は予定を詰め込み過ぎず、のんびり家事をする時間も大切にしています。夫には、区切りがつくまで数年は働かずにこの活動に打ち込むことを理解してもらっています。
今は納豆ご飯ばかりなので、今後の課題は、料理の腕を磨いて家族に美味しい食事を提供することです!
私の場合、出産前はフルタイムで長く勤めていて、不妊治療のために家庭に入りました。産後はまた働きたいという気持ちがありましたが、実際に産後を迎えてみると体調が整わず、また時間の制約もあり、本当に就職がしたかったのか分からなくなりました。
そこで、真剣に将来プランを考え「働きたい」と思う気持ちを溶きほぐすと、
「色々な人と協力して関わっていきたい」「人の役にたてると嬉しい」の2点に
ほぼ集約されることが分かったのです。
それであれば、まずは取り掛かり始めていた液体ミルクの推進活動に対して、本腰を入れてやってみることが人の役に立つことになるのかな、と思いました。
幸い夫は勤め人でマンションは郊外の安い中古。ローンもリビングコストも高くないし、家族の暮らしは夫の給与で賄える。この活動でお金も儲けよう、と思うと本来の目的がぶれるので、ボランティアに徹して活動しています。