私は24才で介護ベンチャーの創業メンバーとなり、理想の福祉、介護、まちづくりを目指していましたが、出産、親の看取りを機に第一線から離れざるを得なくなりました。
29才で第2子出産後デンマークに留学し、出会った人や光景に背中を押され、出産前にやり遂げたいと願っていたことをもう一度挑戦しようと起業しました。
私にとって起業そのものは特別なものではなく、自然な流れで行き着いたものだと思っています。
一番身近な夫の協力・応援を得ることが始まりでした。起業を決めてからは、士業の方を含め、誰と手を組んで事業を行えるかを念頭に人脈を広げています。
会計処理など、事業以外の知識が少ないことに苦労しています。ただでさえインプットの時間が満足にとれないなかで、いかにして人と仕事を分担するか、現在も試行錯誤を続けています。
公私の境目を限りなく引いていないことだと思います。土日も家族で事業に関係するワークショップや勉強会、訪問先へ出向くことも多くあります。
特に福祉、介護の分野においては、私の世代で起業する人は少なく、ましてや子どもがいる人もとても少ない環境なので、訪問先などでも理解や協力をしていただけることがほとんどです。
ただし夜泣きやぐずりなど、子どもの状態によって仕事ができる時間が限られるときもあるため、余裕のあるスケジューリングを心がけることも大切だと思います。
株式会社ReDoのミッションである、「福祉の再構築を」を問い続けることを一番大切にしています。