経験談～在宅ワークを経て起業するに至った経緯

H28年度の女性キャリア&起業家支援プロジェクトの記念すべき第1回セミナーは「教室のおしごとパーフェクト講座」。連続5回のセミナーを通して、「自分の趣味や得意なことを活かした教室」の開設に必要な知識を学びます。

初めに、東希美子講師の起業に至るまでの経験談紹介から始まりました。

かつて在宅ワークを行っていた時期もある東氏。比較的順調に仕事も進められていましたが、ある時作業業務をこなしていく日々に疑問が生じたそう。とはいえ再就職活動も年齢的に困難でした。そのときに東氏が思いついた選択肢が「起業」でした。セミナーに参加し積極的に学んだ後、女性限定の国の創業補助金に応募。審査に通過し、起業へと至ったそうです。

 

ワークショップ～ロードマップ作り

ワークショップでは、受講生全員が自分自身のロードマップを作りました。

「自分はどんな人か？」「どんなことが得意で、どんなことが苦手か？」「周りの人は自分のことをどう思っているか？」「どんな仕事をしてきたか」などを書き出し、自分の棚卸しを行いました。

また、「なぜこのセミナーに参加したのか」「セミナーを通して、どうなりたいのか」などをテーマに自己紹介を行いました。
すでに教室を始めていてステップアップのために参加した方や、これから自分の教室を始めたいと考えている方々など、さまざまな方に自己紹介をしていただきました。

 

講義～「教室のお仕事」５つのポイント

後半の講義では、起業の5つのポイントを紹介しました。

 

①「なぜその仕事をやるのか」→自分だけの売りを考える。

いかなる時にも間違った方向へ進むことのないように理念をしっかり持つことが重要。

 

②「大きな石と小さな石」→タスクの優先順位を決めることで、時間の使い方が上手になる。

 

③「教室のお仕事を成功させる秘訣」→ライバルにないユニークな内容、親しみやすさ、分かりやすい教え方など、他社とは違うポイントを考えることが必要。

価格も安ければいいわけではなく、自分の価値に自信をもって設定する。

 

④「教室のお仕事を始める時に気をつけること」→1種間または1か月で仕事に使える時間を割り出し、継続することを最優先にスケ―ジュールを立てる。

 

⑤「教室のＵＳＰ（独自の販売提案）を考える」→自分の教室のポリシーを作ることによって、そのポリシーにあったお客さんが来てくれる。他の教室と違う点、優れた点、どうして自分の教室にお客さんが来てくれたかを考えることによって、自分の教室の理念が浮き彫りになって来る。

 

〖スタッフ後記〗

第1回目からたくさんのことを学んだセミナーでした。
受講生のみなさんが5回のセミナーを通して「起業」に近づいていく姿が、これからとても楽しみです 。